メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

逐条解説 予防接種法 改訂版

予防接種法の解説12年ぶりの大改訂!

「予防接種法」を条文ごとに解説した逐条解説書です。

 予防接種法は、将来に罹患するかもしれない感染症を防ぐために接種するもので、罹患した場合には重症化を防ぐ効果がある。ただし、まれに副反応が発症することがあるが、その場合には、健康被害の救済措置が予防接種法に定められています。

 改訂版では、2019年から世界的に流行した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、整備された令和3年改正法、今後の感染症のまん延の防止も見据えて整備された令和4年改正法を反映し、令和6年4月1日に施行される条文を解説しています。本書では、審議会の答申や国会議事録、通知など様々の資料を整理し、予防接種法の沿革をまとめ各条ごと既定の解説しています。

編集者から読者へのメッセージ

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まってから、予防接種法も大きく改正されました。本書の解説部分は、国会などの質問時に引用されることもあり、改訂を待ち望む声を多くのお客様からいただいておりました。

 本書は、感染症が落ち着いた令和4年に予防接種法が大きく改正されたことを受け発行したものです。本書制作時において一部未施行ではありますが、制定の経緯を整理していますので、皆様の理解の一助となる本書をお手元に届けることができ、編集担当者として嬉しく思います。

 本書が、予防接種法に携わる皆様の実務にお役に立ていただければ幸いでございます。

主な目次

第1編 予防接種法の概要  第1予防接種法の意義 第2予防接種法の沿革 第3予防接種法の構造
第2編 逐条解説  第1章総則(第1・2条)  第2章基本計画等(第3・4条)  第3章定期の予防接種等の実施(第5~11条)  第4章適正な実施のための措置(第12~14条)  第5章健康被害の救済措置(第15~22条)第6章有効性及び安全性の向上に関する調査等(第23~32条)第7章 社会保険診療報酬支払基金の業務 第8章国民健康保険団体連合会の業務(第43~46条)第9章雑則(第47~57条)第10章罰則(第58~66条)
第3編資料編 通知・答申

編者情報

榎 孝謙 (えのき たかあき)

平成5年生まれ。東京大学法学部卒。平成28年厚生労働省入省。
労働基準局、子ども家庭局、大臣官房、健康局を経て、現在、内閣府健康・医療戦略推進事務局参事官補佐。
健康局健康課予防接種室在籍時に令和4年の予防接種法改正に携わる。

逐条解説 予防接種法 改訂版

判型:B5
頁数:464頁
価格:5,500円(税込)
発行日:2025/2/25