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予防策・対応策をイラストで「見える化」 わかりやすい保育現場の感染症対策

内容紹介

知りたい情報を、知りたいときに読める!

乳児や幼児の集まる保育所は、大人の社会とは異なり、「密に」「同じおもちゃで」「大勢で」「長時間」遊ぶ場であるため、感染のリスクが高まる環境にあります。そのため、こども家庭庁(厚生労働省)では「保育所における感染症対策ガイドライン」を出して、それを適度に更新もしていますが、ガイドラインは文字を中心とした、約100頁にわたるつくりです。本書では、保育所における感染症対策として「必要」かつ「重要な」事柄を「端的に」、図やイラストでわかりやすく理解できる内容になっています。感染症の知識、日常の予防策、発症後の対応策、主な感染症の症状と登園目安まで、まさに「知りたい情報を、知りたいときに」読めるつくりになっています。

感染症が原因となって重症化すると怖い病気の話も!

感染症にまつわる知識はもちろんのこと、感染症に端を発する重要な病気についても解説しています。特に、気をつけたい乳児にこんな症状が見られたら要注意! 怖がる前に、安心の保険として、押さえておきたい病気の知識を学んでおきましょう。

園内の体制もこれで万全!

保育場面をほぼ網羅して、それぞれの衛生対策を丁寧に解説しています。また園内で準備しておきたい記録から保護者への連絡の仕方まで、園で整えておきたい体制についてもこの1冊で対応できます。

タイトル通り「見える化」!

基本的に右頁はすべてイラストや図となっております。上記の内容をまさに「見える化」し、わかりやすさ倍増のつくりとなっています。

編集者から読者へのメッセージ

小児感染症のスペシャリストである森内浩幸先生。テレビなどで見かけたという読者も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな森内先生が実務書としては「初」ともいえる書き下ろしの書籍が本書になります。森内先生の「怖がらず、確かな知識をもとに行動を」という思いを実現した、必要な人に必要なことを確かに届ける内容になっています。
本書を読めば、長年子どもをみてきた森内先生からの、子どもへの温かなまなざしと、子どもたち支える同じ仲間として保育者への熱い応援メッセージを感じ取ることができます。

主な目次

第1章 感染症の見える化
第1節 感染症とはなにか?
 1 ヒトと微生物の関係
 2 「感染」と「感染症」はどう違うの?
 3 免疫ってなに?
 4 微生物と免疫系との複雑な絡み合い
 5 子どもと大人はどう違う?
 6 乳児は要注意!
第2節 どんな病原体が感染症を引き起こす?
 1 病原体の種類
 2 主な感染経路
 3 子どもと大人はどう違う?
コラム 感染症の知っトク① 子どもはどうして新型コロナウイルス感染症が大人より軽いのか?

第2章 日常でできる――予防策の見える化
第1節 日常生活で気をつけること
 1 感染症を防ぐには?
 2 手洗いは手荒くしないで!
 3 手指消毒の落とし穴に注意!
 4 マスクにも副作用あり!
 5 基礎体力・基礎免疫力アップ!
 6 病気のときも登校・出勤なんてえらくない! 休む!
コラム 感染症の知っトク② 保育者(妊婦さん)に気をつけてもらいたい感染症
第2節 保育場面で気をつけること
 1 環境衛生の基本
 2 保育者の衛生
 3 室内の衛生
 4 食事・おやつにおける衛生
 5 調乳における衛生
 6 子どもの手指の衛生
 7 歯ブラシの衛生
 8 おもちゃの衛生
 9 寝具・プール・砂場の衛生
 10 排泄場面の衛生
 11 嘔吐物処理の衛生
 12 総点検! 日常の衛生管理と感染予防
コラム 感染症の知っトク③ 意外!? うがいの不都合な真実

第3章 発症したら――対応策の見える化
第1節 症状について
 1 子どもの体調で観察すること
 2 熱、こんな場合は要注意!
 3 咳、こんな場合は要注意!
 4 嘔吐・下痢、多汗、水を飲めない状態が続く場合は要注意!
 5 発疹、こんな場合は要注意!
 6 それ、腸重積症かもしれません
 7 それ、心不全かもしれません
 8 それ、急性脳症かもしれません
第2節 症状に対応した子どもへの配慮
 1 熱についての迷信と誤解
 2 熱への対応
 3 鼻水への対応
 4 咳への対応
 5 嘔吐・下痢への対応
 6 抗菌薬はほとんどの風邪と嘔吐下痢症にNG!
 7 どんな感染症の場合でも
コラム 感染症の知っトク④ 風邪薬ってなに?
第3節 内外への連絡について
 1 記録
 2 園の役割と職員間の情報共有
 3 保護者への連絡
コラム 感染症の知っトク⑤ 子どものウエルビーイング(Well-being)を支えるために
   ~ライフイベントに予防接種をセットで祝う~

第4章 子どもが罹る感染症の種類
第1節 子どもの罹る感染症とは
 1 子どもの罹る感染症
 2 予防接種の種類
第2節 各感染症について
 1 新型コロナウイルス感染症
 2 インフルエンザ
 3 百日咳
 4 麻疹
 5 流行性耳下腺炎
 6 風疹
 7 水痘
 8 咽頭結膜熱
 9 RSウイルス感染症
 10 手足口病、ヘルパンギーナ
 11 ウイルス性胃腸炎
 12 溶連菌感染症
 13 インフルエンザ菌b型感染症
 14 肺炎球菌感染症
 15 伝染性軟属腫
コラム 感染症の知っトク⑥ 集団生活での感染症の蔓延を防ぐために

編者情報

森内 浩幸(もりうち ひろゆき)
1984年長崎大学医学部卒。1990年より米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)へ留学(1994年以降は米国立衛生研究所臨床センターの臨床スタッフ兼任)。1996年、米国微生物学会若手研究者賞受賞。1997年、NIAID特別表彰。1999年、長崎大学医学部小児科教授。2002年より大学院医歯薬学総合研究科教授、2015年より熱帯医学&グローバルヘルス研究科教授、2024年より高度感染症研究センター長を兼任。これまでに日本小児科学会、日本小児保健協会、日本ウイルス学会などの理事を歴任し、現在、日本小児感染症学会理事長、日本ワクチン学会理事、日本臨床ウイルス学会幹事、アジア小児感染症学会幹事などを務める。