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これだけは押さえておきたい!
子どもの安心・安全を守る場面別保育のチェックポイント

本書の特長

保育の安心・安全は最重要事項

 保育現場では、子どもの命と健康を守ることは大前提。しかし、毎年、重大な事故やヒヤリハットが問題となり、感染症の心配も続いています。子どもが安心して、安全に過ごすために、「通常の保育」のなかで保育者は危険を予測・察知して見る・動く必要があります。そのためには、危険がひそむポイントをしっかりおさえることが重要です。
 ただ、現場ではベテランが「当たり前だよね」と思っている基礎知識や経験が、なかなか職員間で共有されないという課題もあるようです。そのため、本書ではベテランの経験値と視点を、新人にもわかりやすく「見える化」してお伝えします。

一日の流れ、一年の流れから見るチェックポイント

 本書では一日の流れ、一年の流れに沿って、場面別に何をすべきか、その理由や根拠、Check point、気がかりがあったときの対処をわかりやすく解説しています。若手や新人職員にも伝わりやすく、ベテランも自分の保育の振り返りに活用することができます。新人研修や園内研修にもぜひご活用ください。

編集者から読者へのメッセージ

保育現場の声をたくさん盛り込んだ内容

 第1章では、朝の登園、自由遊び、散歩、製作、運動、食事、午睡など、一日の生活場面に沿って、見るべき視点とやるべきことが一目でわかります。第2章では、進入・進級、遠足、園行事(運動会や発表会)、季節ごとの体調管理など、1年の流れに沿って、想定されることと注意点をわかりやすくまとめています。著者の松原先生が主宰している保育コミュニケーション協会オンラインサロンメンバーの皆様にご協力いただき、実際の保育場面でどんなことが必要か、どんなことを見落としやすいか、現場の意見・知恵を集大成しました。

クラスに1冊、一人に1冊あると心強い!

 第3章では、クラス担任になったら知っておきたいポイントを6つにまとめました。保育者同士の連携やコミュニケーションの大切さも入っています。巻末資料では、事故時の初期対応、救命処置、感染症対応の基礎知識などをコンパクトにまとめました。クラスに1冊常備してあると心強いですね。

主な目次

第1章 1日の安心・安全
 1 朝の送迎/2 自由遊び/3 散歩/4 保育活動/5 生活(食事、歯磨き、午睡など) /6 降園時
第2章 1年の安心・安全
 1 新入・進級/2 遠足・園外保育/3 園行事(運動会など)/4 季節の体調管理/5 年度末・卒園
第3章 クラス担任の基礎知識
巻末資料

著者情報

松原美里

合同会社ウメハナチャイルドケアコミュニケーションズ・保育コミュニケーション協会代表、保育士・幼稚園教諭
北海道網走市生まれ。横浜女子短期大学を卒業後、横浜市の保育園、川崎市の児童養護施設に勤務。認定こども園保育園部施設長を経て、現在は静岡を拠点に全国で活動。コーチング・心理学・NLP・システム思考等を学ぶ。資格も取得。保護者向けの子育て支援講座、新人・中堅の保育者向けのコミュニケーション研修、管理者向けのマネジメント研修を提供し、「参加者が主役」「笑顔あふれるワーク」が好評を博す。著書は、『ワークでモヤモヤを解消! メンバーの個性が生きる保育リーダーのマネジメント力40のポイント』(中央法規出版)、『輝く保育者のコミュニケーションスキル34』(黎明書房)