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ボーダークロッシングス―行き来する、その先へ― レッジョ・エミリアの子どもたちと自然との出会い、デジタルの可能性

内容紹介

教授的な学びから探究的な学びへ

デジタルネイティブとも呼ばれる現代の子どもたちは、生まれたときからさまざまなデジタル機器に囲まれて育ちます。一方で、日本の保育・教育現場では、子どもたちの“表現のツール” としてのデジタルの可能性に着目した取り組みは未だ少ない状況です。

本書では、古くからデジタル機器を保育実践に取り入れてきたレッジョ・エミリアの教育者たちの研究と考察、そして子どもたちの創造的な学びのプロセスを紹介します。
デジタルとアナログ、現実と空想、過去〜現在〜未来(時空)など、さまざまなBorder(境界)を伸びやかに行き来し、つながり、広がる「15 の物語り」(実践事例)と「研究メモ」「研究ノート」などの解説により、レッジョ・エミリア・アプローチをより深く、より体験的・実践的に学ぶことができる一冊です。

編集者から読者へのメッセージ

北イタリアのレッジョ・エミリア市で形づくられ「世界で最も先進的な幼児教育」として注目を集めているレッジョ・エミリア・アプローチ。
本書では、古くからデジタル機器を保育実践に取り入れてきたレッジョ・エミリアの15の園の実践事例を美しい写真や作品とともに紹介します。自然とデジタル、ホンモノとニセモノの融合など、無限に広がる子どもたちの創造性は、園での実践に新しい視点(わくわく)を与えてくれるはずです。
デジタル機器を「情報消費のためのツール」ではなく、子どもたちの想像性を膨らませ、自らの思いや考えを表現するための「創造性を育むツール」として活用するためのヒントが満載です。

主な目次

■掲載事例
陽気で楽観的なデイジー(ジャンニ・ロダーリ乳児保育園)
カタツムリとお散歩(アリーチェ乳児保育園)
おひさまから見たレンギョウ(ピーター・パン乳児保育園)
森の光(パブロ・ピカソ乳児保育園)
木への贈り物(ジェノエッファ・チェルヴィ乳児保育園)
植物の効果:花から始まる、新しいプロジェクトへ (ブルーノ・ムナーリ幼児学校)
ツタの一生:語られるべき物語り(ローリス・マラグッツィ国際センター幼児学校・小学校)
木肌の中に(パウロ・フレイレ幼児学校)
軌跡(ジロトンド幼児学校)
完璧な場所(ガリバー幼児学校)
小さな青い卵(ラ・ヴィレッタ幼児学校)
水路は世界のようだ(カミッロ・プランポリーニ幼児学校)
土(ディアーナ幼児学校)
ホンモノよりもっとホンモノのニセモノ(パブロ・ネルーダ幼児学校)
ダンスする草(ロビンソン幼児学校)

著者情報

カンチェーミ潤子 監訳
JIREAボードメンバー。JCアカデミー代表。教育コンサルタント。本書の英語、イタリア語からの監訳を担当。インターナショナルスクールで幼児教育の分野に30年以上携わる。2009年、英国バース大学で教育学博士号を取得。レッジョ・エミリア・アプローチの研究には20年以上携わり、現在もレッジョ教育者、インターナショナルネットワークの教育者とともに学びと研究を続けている。

山岸日登美  監訳
JIREAボードメンバー。まちの保育園・こども園ペタゴジカルチームディレクター。本書の意訳と編集を担当。幼児教育・保育の専門家として、東京大学CEDEP子ども探究プロジェクト「東京プロジェクト」等にもかかわる。